HOME 連盟のあゆみ 検定試験 競技大会
行事・その他 ダウンロード
会員ページ
       
 キーを押すだけで出てくる電卓では、計算のプロセス(過程)がわからないため計算力は身につきません。そろばんの学習は、自分で計算の仕組みを考え、自分の力で答えを求めることになります。
 たとえば、『7+8』の場合、電卓ではすぐに『15』と答えが出ますが、そろばんでは、『7に8をたすと10という繰り上がりが必要』というように、筋道にもとづいて考えながらすすめていきます。こうしていくことで、自然と確実に計算力が身についていくのです。
 この計算力はやがて、大きな数の計算、口数の多い計算、小数の計算へとスムーズに発展させていくことができるようになります。
 数字を習い始めたばかりのお子さまが、「じゅうはち」を「108」と書き表すことがあります。これは、数字の位置によって数の大きさを表す位取りの仕組みを理解していないことが原因です。
 そろばんでの数の表しかたは、数字での書き表しかたと同じですから、数の書きかたや読みかたの理解に大きく役立つのです。
 計算でつまずいていたお子さまが、「そろばんを習いだしたおかげで救われた」という例がよくあります。その秘密は、そろばんによる計算の容易さにあります。
 そろばんの計算の基礎は、5の合成分解(□+□=5)と10の合成分解(□+□=10)の暗算だけ。あとは具体的にそろばんの珠を動かすことで計算を進めていきます。
 このように、計算における負担が少ないので、低学年のお子さまにもよく理解ができるのです。  
 からだを使ったり、器具を使いながらの学習は、お子さまにとっては興味をもち、とても大きな楽しみとなります。
 そろばんの学習では、自分の指で珠を動かし、その珠の動きを目で確かめながら 数を形としてとらえて頭で考えていきますので、飽きることなく取り組むことができます。同時に珠を動かすことで奏でられる軽やかな音も学習意欲を高めます。
 このように、手・目・耳・頭をいっしょに使うことができるそろばんでの楽しい学習が実現できるのです。  
 学年や年齢に関係なく努力をすれば上達ができるそろばん。この努力は根気も一緒に育みます。
 「はじめ」の合図で計算を始め、「やめ」の合図があるまでは声を上げることなく無心でそろばんで計算を行っていきます。
 このように、徹底してひとつのことに打ち込むことで集中力も同時に身につけることができるのです。  
このサイトについてガイドライン個人情報プライバシーポリシーお問い合わせサイトマップ